悪魔の味
2018年1月26日金曜日|
今回は私が最近購入したモノをご紹介します。
ことりっぷより引用 https://co-trip.jp/article/7863/
日本の店頭では新宿の伊勢丹でしか売られていないというちょっとプレミアな「コンフィチュール」。
※オンラインショップでは普通に買えます
作っているのは「ジャムの妖精」ことクリスティーヌフェルベールさん。
フランスのアルザス地方でパティシエールとして活躍しているお方で、ある有名スイーツブランドで使用されているコンフィチュールもクリスティーヌさんの元で作られている等フランスのシェフの間でも一目置かれている存在との事。
私がこのコンフィチュールを知ったきっかけはdancyuで紹介されていた記事でした。
今から5、6年以上前、当時は食品関連のデザインの仕事をしており「おいしそう」なネタを探してシズル感のある写真やコピーを漁っていた時、『悪魔のコンフィチュール』という見出しに目を奪われました。
美味しいものを紹介するコピーだと大抵は「魅惑の」とか「〇〇すぎる何々」的な言葉が一般的と思うのですが「悪魔の」なんて言われてしまうともう内容がものすごく気になってしまいおもわず熟読。
今では薄れつつありますが記憶をたよりに「悪魔の」といわれた由来をちょっとご紹介します。
その記事を書いたライターさんが友人の家にお呼ばれされた時の話。
手土産でこのコンフィチュールを持参してヨーグルトと一緒にふるまったところ、その友人の小さな娘さんが見事にハマってしまいついには瓶からそのままコンフィチュールを食べる勢いに。
さらには自分の父親の分まで手を出そうとしたので母親がたしなめようとしたところ、コンフィチュールを持参したライターさんに向かって「パパをころして」とお願いしたそうです。
もちろんその場では笑い話で済んだようですが、小さな少女がパパを亡き者にしてでも食べたいと思わせてしまう、まさに悪魔へ変えてしまうコンフィチュール、というような内容でした。
読んでから数年が経ち今となっては何年の何月号の記事かも分かりません。
にもかかわらずいまだにふとこのコンフィチュールの事を思い出してはちょっとお高めの価格に躊躇してしまい今まで手を出せずにいました・・・が、これだけ頭に沁みついているのだからいい加減買おうと決意、昨年末ようやく購入へと踏み切ったというわけです。
何年たっても忘れない、私にとって強烈なインパクトを与えた記事の内容とそれを読むきっかけとなった「コピーの威力」を自らの行動をもって思い知りました。
デザイナーとして私も誰かの記憶に残るデザインを世に生み出せるよう日々精進です。
ちなみに購入して1ヶ月が経ちますがまだ未開封・・・どうやって食べるか思案中です。
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